ピアノも人間と同じように、暑さや寒さなどの影響を受けて、音が変わっていってしまう事がわかっているのです。
ですから、ピアノは普段弾いていなくても、そこに置いてあるだけでどんどん音が変わってしまうと言う問題は起きてしまいます。
また、ピアノの弦には、一本あたりに約90kgと、1台20tほどの強い力がいつもかかっている状態となっているので、時間が過ぎることによっても、音が変わっていってしまうということに繋がっています。
日々、ピアノもわたしたちと同じように生きていると思う方もいると思いますがその通りなのです。
人間も調子が悪いと病院などに行きますが、ピアノの場合には調律する事で音も戻す事が出来ます。
ピアノを弾かずに放っておくことで、ひどい場合ですが、ネズミがピアノの中に巣をつくって壊してしまうのを、知っているでしょうか?
そこまでひどくなくても、鍵盤からの力をハンマーに伝えるアクション部分が、外からは見えないけれど内部で壊れている可能性も高くなってしまいます。
あるいは、ハンマーのフェルトが、虫に食われている事もないとは言えないのです。
ピアノの材質には主に木が使用されている事から可能性は大なのです。
当然、これらの修理は大がかりなものとなってしまって、多額の費用が発生してしまう場合がほとんどとなっています。
そうなる前にきちんと手入れを心がけるようにしましょう。
ピアノは、弾かずに置いておくだけでも少しずつ調律が狂ってしまう事に加え、その他調律が狂う要素として、湿度の変化、使用状況、設置環境などがあると言われているのです。
湿気や温度差は自然のものでどうする事も出来ません。
そんな環境の中でピアノを長持ちさせるやめには定期的な調律が必要となってくるのです。
ピアノはオブジェではなく、音楽を奏でる楽器なので、せっかく良いピアノをお持ちでも、調律が狂っていては音楽として成立しなくなってしまうです。
正確な調律をしてあげる事で、はじめて鍵盤楽器ピアノとしての魅力を発揮する事が可能になってくるのです。
その他の部品等も膨張してしまったりして規格が狂ってしまい、鍵盤が下がったまま上がらない・音が出ない等の目に見える故障の原因にもつながってしまっている可能性は、大いにあり得るます。
こういった事を防止する意味でもピアノ調律時に、乾燥剤や防虫剤を取り替える様にする必要があります。
小さいお子様が弾いている場合はなおさらで、調律していないピアノでただ遊んでいる様に見えても、音を理解しているお子様の耳には非常に良くないと言われています。
音はきちんとしていないと間違った音で覚えるのは子供の為にも良くないので、子供がおもちゃで使っているだけだからというのは、むしろきちんと音合わせをしてあげなければならないと言う事を、きちんと頭に入れておくようにしましょう。
堺市ピアノ教室では、もちろんきちんと調律されたピアノで毎回練習します。